さわだなおきのちょっといい話
(殺人自転車篇)
なぜかチャリンコとは相性が悪い。
「じゃりん子」じゃなくて「自転車」やで、念のため。
なぜか空気がよく抜ける。
パンクでもないし、むしピンもちゃんとしてるのに。
なんでか知らんけど抜けてる。
ほんまにしょっちゅう空気が抜ける。
デブでもないのに。
デブのチャリンコの空気がすぐ抜けるかどうかは知らんけど。
違ってたらごめん、デブの人。
それはさておき、
折りたたみ自転車に乗って帰宅途中、カックーンと
胴体が折りたたまって、うひゃ〜。
とりあえず、わが身は無事。
数日後、そのチャリンコで坂道を走り降りている時、
突然!ハンドルがスポスポになって、右にも左にも
曲がれなくなって、うりゃ〜。
とりあえず、わが身は無事。
これまた数週間後、そのチャリンコで帰宅途中、急に
右足がヘコッとなって、「何や?」と思ったら
ペダルが無くなってた。
振り返ると、ペダルが寂しげに落ちていた、うへぇ〜。
とりあえず、「殺人チャリンコ」と命名。
そして今日は、ついに恐ろしいことが!
別のチャリンコだけど。
雨が降りそうな曇り空。傘を持って行っとこ、、、と
愛知県の出張仕事の最終日、左手で傘を持ちながら
チャリンコで猛スピードの通勤途中。
突然にチャリンコごと前方宙返り!!うきゃー!!
ふわふわ〜、、、な〜ん〜か〜スロー〜モーションで地〜面〜が見えて〜来る〜
地面にベタッと落ちたその上にチャリンコがガッシャーン
と落ちてきた。
このまま倒れていようかな、とも思ったが、通行人のおばちゃんと目が合ったので
そんなわけにはいかないということで、背中の上のチャリンコを押しのけて
立ち上がった。
改めて何が起きたのか冷静になって判断しようと見てみたら、
チャリンコの前輪がぐにゃりんこ。
傘が見事に挟まっていた。
チャリンコと傘の見事な合わせ技に殺されるとこだった。
わが身は無事、だけど左手とひじに擦り傷が出来て流血。
きっとこれからもまだ、チャリンコ対さわだなおきの戦いは続くだろう。